負債の部

負債の分類

資産が会社の財産であったのに対し、負債は会社の借金である。

 

負債の部は、返済期間の長短によって、「流動負債」「固定負債」に分類される。

1 流動負債

流動負債とは、返済期間が1年以内に行われる負債のことをいう

 

「工事未払金」

税務申告書の買掛金のうち、建設工事に関する部分を記載すること。

 

「買掛金」

税務申告書の買掛金のうち、兼業事業に関する部分を記載すること。

 

「未払法人税等」

当期決算で課税された法人税、住民税及び事業税のうちで、未払額を記載すること。

 

「未払消費税」

当期決算で課税された消費税のうちで未払額を記載すること。

2 固定負債

固定負債とは、返済期間が1年を超えて行われる負債のことをいう。

 

「長期借入金」

 

決算期後1年を超えた後に返済する額を記載すること。

 

1年以内に返済するものは流動負債の「短期借入金」に記載すること。

 

借入金であっても、返済が1年を超える場合、固定負債に計上すること。

 

税務申告書に「役員借入金」という科目が記載されている場合があるが、これは、1年以内に返済されるものか否かで「長期借入金」または「短期借入金」に振り替えること。